一度振り出しにもどって

食材の買い出しの時、
僕は彼にたのみました。
「ねぎを一つもってきてください」
すると彼は、人参を一つ持ってこられました。
先週はできたのに
今週はできませんでした。
なんだか残念な気持ちになって
しまいました。
支援のやり方が違っていたかもしれません。
わかっているようでわかっていない言葉。
わかっていないようでわかっている言葉。
このへんの曖昧な言葉が
僕のできるだろう!
という自信になっていたと思います。
かといってカードが入る方でも
ありません。
僕はできないことをできるように!
そういう思いがつよすぎたのかもしれません。
一度ゼロに戻って
今出来ていることを褒めていこうと
おもいました。
だけど、できないことを出来るように
なってもらうことの思いは
こころの中で燃えています。
なぜなら、僕が出来ないことが出来た時の
喜びや嬉しさを知っているからです。
その気持ちを彼にも
知ってもらいたいからです。

橋本