水曜日のおやつはホットケーキ

水曜日には、ときどきホットケーキをつくっておやつにしています。
あまり仕事がなかったころにはじめた企画で、
いつもいつも ホットケーキをつくるのは、
あまりにも気がきかないなー、とおもいながらも
あいかわらず おなじながれをくりかえしています。
ホットケーキになにか具をまぜるとか、
ときにはおこのみやきをつくるとか、
ひねりどころはいろいろあるのに、
いまや確信的にワンパターンをくりかえしています。
工夫をこらして、できるかぎり変化をつけるのもいいけど、
ずっとかわらない安定感もまた、
こころのやすらぎには必要なのです。
そんなきわめて素朴なホットケーキでも、
「あした(の水曜日)は、ホットケーキをつくる?」
とまえの日にたずねられる人気の企画となり、
ホットケーキ担当として、
ますます責任をかんじるようになりました。


生地をまぜ、ホットプレートにのせて、
やけてきたら生地をひっくりかえす。
たかだかホットケーキといっても、
これだけ ながいあいだくりかえしていると、
クッキー班のメンバーは、
みんなじょうずにつくれるようになってきました。
道具だってあるものでなんとかしなければなりません。
サジで生地をまぜ、サジで生地をすくい、
サジでやけてきた生地をひっくりかえします。


はじめはハチミツもぬっていたけど、
それがなくなってからは、
なにもつけない 完全なプレーンホットケーキとなり、
手とお皿をよごさないおやつとして いよいよ完成されてきました。
それでもクッキー班のメンバーは、
ホットケーキのおいしさにまっすぐ感謝されており、
なんだか 日常のおやつというよりも、
スイトンをつくって たべもののありがたさを確認する、みたいな
たかい精神性さえかんじます。
クッキー班のホットケーキが、このさきどんな進化をみせるのか、
あるいはみせないのか、次回の報告がまたれます。
(吉田)